子育て中には予想外のトラブルがつきもの。今回は、わが家で起きた「子どもが有機ELテレビを壊してしまった」という出来事について、具体的な経緯や対処法を詳しくお伝えします。同じような経験をお持ちの方や、これから備えたいという方の参考になれば幸いです。
トラブル発生!子どもの予想外の行動
ある日、子どもが家の中で遊んでいたときのことです。おもちゃを持って振り回していたのですが、その勢いでおもちゃが手から滑り、テレビ画面に直撃。有機ELテレビの繊細な画面は一瞬でひび割れ、使用不能に。
最初は何が起きたのか理解できず、ただ呆然としてしまいました。しかし、壊れてしまったものは戻らないので、「どう対処すべきか」を冷静に考えることにしました。
割れたテレビがこちら
有機ELテレビが壊れると何が問題なのか?
一般的な液晶テレビに比べて、有機ELテレビには以下の特徴があります。
- 修理は可能だが高額:有機ELパネル自体が高価で、修理費用が新品購入費用とほぼ同じになるケースが多いです。
- 処分が難しい:自治体の通常の粗大ごみ回収では受け付けてもらえない場合があります。
- 発送が難しい:パネルが衝撃に弱いため、購入時の箱を確保していないと発送を受け付けてもらえないことが多いです。なので、遠方で欲しい方がもし居たとしても、発送手段に困ります。
こうした理由から、近所で引き取りたい等、運が良い事情がない限り壊れた有機ELテレビは「処分」と「買い替え」が現実的な選択肢となりました。
壊れたテレビの処分方法:処分する場合
テレビを処分する際に最も困ったのが、有機EL特有の処分の難しさでした。通常の家電リサイクル法の対象であり、特別な手続きが必要です。
具体的には以下の手順を踏みました:
- 自治体の家電リサイクル窓口に相談
テレビのリサイクル回収が可能な業者の情報を提供してもらいます。また、指定された「リサイクル券」の購入手続きも案内されます。 - 家電販売店での回収依頼
テレビを購入した店舗に相談したところ、リサイクル回収サービスが利用できることが判明。店舗スタッフが処分を代行してくれるため、非常にスムーズです。 - 専門リサイクル業者への直接依頼
販売店のサービスが利用できない場合、地域の家電リサイクル業者に依頼することも可能です。料金は業者によって異なるため、複数社に見積もりを依頼しましょう。
壊れたテレビの処分方法:買取業者を活用
壊れた有機ELテレビの処分で最初に考えたのは、通常の粗大ごみ回収。しかし、有機ELテレビは家電リサイクル法の対象であり、自治体の通常回収には出せません。
その中で私が選んだのは、「買取業者」に依頼する方法でした。壊れたテレビでも、内部の部品がリサイクル可能であったり、修理を前提に買い取る業者が存在します。
ちなみに大手中古買取業者の殆どは、テレビのパネル割れに関して買取不可となっております。
買取業者を利用した手順:
- 複数業者に問い合わせ
ネットで調べたリサイクル業者に、壊れたテレビの詳細(型番、状態など)を伝えて見積もりを依頼しました。 - 最も高い価格を提示した業者を選択
壊れていても、いくつかの業者が引き取り可能で、買取価格の提示がありました。最も条件が良い業者を選びました。 - テレビを引き渡し
実際に業者に来てもらい、テレビを引き渡しました。スムーズな手続きで、手間が少なく済みました。
ポイント: 壊れた状態でも、有機ELテレビは部品としての価値がある場合があります。捨てるのではなく、リサイクルや買取を検討することで、処分費用を抑えられることもあります。
金銭的な問題は火災保険で解決
テレビの買い替え費用は、火災保険の「家財補償」でカバーすることができました。この補償は、家の中での突発的な破損事故に対応しており、保険が適用されたため、出費を大幅に抑えることができました。今回のような、子どもが遊んでいて起こった事故も対象でしたので、起こった事故の内容を正確にお伝えしましょう。
火災保険活用の流れ:
- 契約内容を確認
保険証券を確認し、「家財補償」が含まれているかどうかをチェックしました。 - 保険会社に連絡
事故の内容を詳しく伝え、必要な書類を確認。破損状況の写真や、修理見積書を提出するよう求められました。 - 補償金の受け取り
提出した書類が承認され、数週間後に補償金が振り込まれました。実際に受け取った金額は、新しいテレビを購入するのに十分な額でした。
ポイント:
・購入時に取得した書類等は原本を保管しておくことがおすすめ!捨てる際も念のために写真等にて保存しよう!
・修理見積が取りやすいメーカーの活用がおすすめ!今回はパナソニック製のテレビだったが、メーカーサイトにて修理の概算見積が可能でスムーズな補償手続きに移行!
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トラブルを未然に防ぐために
今回の教訓を活かし、以下のような対策は存在します。
- テレビの設置場所を見直し
テレビを低い台から高い位置に移動し、子どもの手が届かないようにする。 - 壁掛けテレビの導入
壁に直接設置することで、衝撃から守れるようにする。 - 子ども用の安全ガードを設置
テレビ前にガードを置き、物が飛んでいくのを防止する。
上記に挙げたような方法が一般的な方法ですが、我が家では壊れたテレビを前に子どもたちにテレビが見れなくなってしまったことを諭しました。物理的な対策は実施してませんが、子どもたちがテレビの前で遊ぶことがなくなったので、これが一番良い対策だったかもしれません。(笑)
まとめ:冷静に対処すれば解決できる
子どもが家電を壊してしまうトラブルは、どの家庭でも起こりうることです。壊れてしまったときは、焦らず冷静に対応することが大切です。
今回は火災保険の補償を活用し、経済的な負担を最小限に抑えることができました。また、有機ELテレビ特有の処分方法についても学ぶ良い機会となりました。同じような経験をされている方に、この情報がお役に立てば幸いです。
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