おむつ卒業完全ガイド｜トイレトレーニングの進め方と成功のコツ

おむつ卒業のタイミング｜最適な時期と始めるべきサイン

おむつ卒業の最適なタイミングは、子どもによって異なりますが、一般的には2歳から3歳の間（入園前）に始めることが多いです。しかし、年齢だけで判断するのではなく、子どもの発達や意欲に応じて判断することが大切です。

おむつ卒業を始めるべきサインとして、以下の点をチェックしましょう

これらのサインを基に、子どもがトイレトレーニングを始める準備ができているかを見極めましょう。

まず最初のステップは、子どもをトイレに慣れさせることです。トイレという場所が怖いと感じないように、日常的にトイレに座る習慣を作りましょう。

親がトイレに行く姿を見せる
子どもは親を見て学ぶため、一緒にトイレに行き、排泄が自然な行動であることを教えます。お父さんもお母さんもトイレのタイミングが来たら積極的に誘ってみてください。
子ども用のトイレシートや補助便座を用意する
大人用の便座は子どもにとって怖い場合があります。子ども専用の補助便座や、床に直接置けるおまるを使うことで、安心して座ることができます。

トレーニングパンツは、おむつから下着への移行をスムーズにするための便利なツールです。おむつのように吸収性があるため、失敗しても後処理がしやすいです。厚手のパンツも一回分は吸収できるのでおすすめです。

トレーニングパンツを使う利点
トレーニングパンツは、子どもが自分で脱ぎ着しやすい設計がされており、トイレに行く習慣を作る助けとなります。また、失敗しても親がイライラしにくく、子どももストレスを感じにくいのがポイントです。

トイレトレーニングの進行中は、子どもが成功体験を積み重ねられるよう、ポジティブなフィードバックを与えることが重要です。

成功したら褒める
おしっこやうんちをトイレでできたときには、「上手にできたね！」と褒めることで、子どもが喜びと達成感を感じられるようにしましょう。
無理に進めない
もし途中でトイレに行くことを拒否するようになったら、一旦トレーニングを休んで様子を見ることも大切です。トイレトレーニングは短期間で完了するものではないので、時間をかけて焦らず進めていきます。

トイレを嫌がる子どもには、トイレに対する恐怖やストレスを和らげる工夫が必要です。

原因1: トイレが怖い
大きな便座やトイレの水が流れる音に恐怖を感じる子どももいます。まずは、補助便座やトイレトレーニング用のおまるを使い、慣れてもらいましょう。自動で流れるタイプも注意しておきたいです。
原因2: トイレでのプレッシャー
親がトイレトレーニングに対して強い期待をかけると、子どもはプレッシャーを感じてしまうことがあります。無理強いせず、失敗しても気にせず前向きに取り組む姿勢を見せましょう。

トイレトレーニングを進めていても、おむつ卒業がなかなか進まない場合もあります。

対策1: トイレに行くタイミングを作る
定期的にトイレに誘導する習慣をつけましょう。食事の後や寝る前など、決まった時間にトイレに連れて行くことで、子どももトイレに行くタイミングを学びます。
対策2: 楽しくトレーニング
トイレを楽しい場所と感じさせるために、トイレで使える絵本やおもちゃを準備するのも一つの方法です。

トイレトレーニングに成功した際に、シールを貼ったり、小さなご褒美をあげることで、子どものモチベーションを高めることができます。

昼間にトイレトレーニングがある程度成功していても、夜間はおむつが必要な場合があります。夜間におむつを外すタイミングを見極めることが重要です。

夜間の準備として防水シートを使用
おしっこを我慢することが難しいため、防水シートを敷いて、夜間のおねしょ対策をしましょう。
トイレに行くタイミングを設ける
寝る前には必ずトイレに行く習慣をつけ、夜中におしっこがしたくなったときには、親が声をかけるなどしてトイレに誘導します。
夜中に起きた場合
親としては非常にストレスがかかるシーンとなりますが、ここは誘ってくれた子をしっかり褒め、トイレに付いて行ってあげましょう。トイレが近い場合に目覚めることができるとお漏らしが各段に減ります。
２０時以降の食事、飲水を避ける
お漏らしを防ぐという点においてはとっても有用です。両親が共働きだと夕食の時間が遅くなりがちですが、入浴の順番や食事の内容を見直し、可能な限り早めに夕食を開始できるよう工夫してみましょう。